シェアハウスで英語は勉強できる?5年半住んで分かった「擬似留学」の活かし方

英語Tips

「シェアハウスに住めば、英語が話せるようになるのかな?」

英語を勉強したい方が国際シェアハウスを検討するとき、いちばん気になるのはこのあたりではないでしょうか。外国人と同じ屋根の下で暮らせば、自然と英語が身につくのかな——そんなふうに思っている方も多いかもしれません。

先に、私なりの結論をお伝えします。

シェアハウスは「擬似的な留学環境」を、日本にいながら作れる場所だと思います。留学のように今の仕事や生活を手放す必要がなく、これまでの暮らしを続けながら、日々の中に英語を取り入れられる。そういう意味では、留学よりもずっと始めやすい選択肢ではないかなと、私は感じています。

ただ、ひとつだけ大事なことがあります。それは「自分次第」だということです。住むだけで自動的に話せるようになる、というわけではありません。自室にこもったままだと、なかなか英語は上達しないと思います。

私は留学経験ゼロのまま、30代で国際シェアハウスに入居し、5年半を外国人ルームメイトたちと過ごしました。その中で、英語ゼロの状態から、日常会話にはあまり困らないくらいまで変わることができました。

少し意外かもしれませんが、その過程で私は机に向かう「勉強」に長い時間を使ってはいませんでした。毎日何時間も参考書とにらめっこした記憶はありません。文法の復習は一冊の参考書でひと通りしましたが(これは後ほどお話しします)、メインだったのは、日々の暮らしの中で英語を実際に使ってみることでした。そして、復習した文法も、覚えた単語も、その場で会話に出して試す——インプットとアウトプットを、できるだけ切り離さずにつなげていた、という感じです。

この記事では、私が5年半のシェアハウス生活で実際にやっていた英語の勉強法を、できるだけ正直にお話しします。うまくいったことだけでなく、「私はやらなかったこと」「英語が伸びにくかった方の傾向」「退去した今、英語力が落ちてしまっている話」まで、等身大でお伝えできればと思います。

「シェアハウスで英語を勉強したい」と考えているあなたの、判断材料になればうれしいです。

シェアハウスは「勉強する場所」ではなく「実践する場所」

最初に、いちばんお伝えしたいことがあります。

シェアハウスは、机に向かって黙々と勉強する場所というよりも、覚えた英語を「使ってみる」ための場所だと思います。ここのイメージがずれていると「思っていたのと違った」となりやすいので、最初に触れておきたいと思いました。

先ほども書いたとおり、私は座学——机に向かってする勉強——に長い時間を割いてはいませんでした。文法の復習は参考書でひと通りしていましたが、その時間も1日あたり数十分くらい。私の英語学習の中心は、やはりこれでした。

ダイニングキッチンで、いろんな人と英語で話す。

知らなかったフレーズや、「あのとき英語でどう言えばよかったんだろう?」という疑問が出てきたら、覚えているうちにスマホでさっと調べる。あとから思い出したことも、その都度ネットで検索して確かめる。そして、調べたことや復習した文法は、次の会話でさっそく使ってみる。そんなふうに、覚えることと使うことを行き来していました。

それでも日常会話が話せるようになったのは、シェアハウスに「英語を使う環境」があったからだと感じています。

英語学習でなかなか難しいのは、覚えた知識を実際に口に出して使う機会を作ることではないでしょうか。参考書をたくさん読んでも、その英語を誰かに向かって話す機会がなければ、なかなか自分のものにならない気がします。シェアハウスには、その「話す相手」と「話す場面」が、暮らしの中に最初から備わっています。

だから私の場合は、「シェアハウスで勉強する」というより、「シェアハウスで英語をたくさん使う」という感覚に近かったように思います。

もちろん、これは私のスタイルです。ダイニングキッチンのテーブルで参考書を開いて、しっかり座学に取り組んでいるルームメイトもいました。どちらが正解ということはないと思います。ただ、シェアハウスという環境のいちばんありがたい部分は、やはり実践のしやすさにあるのかなと感じています。

次の章から、私が具体的にどんなふうに「実践」していたのかを、ひとつずつお話ししていきますね。

私が実際にやっていた英語の勉強法

ここからは、私が5年半のあいだに実際にやっていたことを、具体的にご紹介します。どれも特別なテクニックではありません。でも、この積み重ねで日常会話が話せるようになったのは事実です。

① ダイニングキッチンが、いちばんのアウトプットの場でした

私にとって、英語を話すいちばんの練習の場は、やはりダイニングキッチンでした。

シェアハウスのダイニングキッチンは、多くの人が集まる交流の中心地です。みんな食事を作りに来るので、自然と顔を合わせます。そこで挨拶を交わし、料理をしながら雑談する。それがいろいろな交流の起点になっていました。

ダイニングキッチンで話した相手とは、その後も廊下ですれ違ったときに少し立ち話をしたり、たまたま通勤の時間が重なれば駅まで一緒に歩きながら話したり——というふうに、少しずつ関係が広がっていきます。最初のきっかけは、ほとんどがダイニングキッチンでした。

話す内容は、本当になんでもありでした。料理の話はもちろん、その日あった出来事、お酒を飲みながらお互いの国の話、趣味の話。広いダイニングキッチンには机と椅子がたくさんあったので、誰かの誕生日パーティーや送別会、ハロウィンや節分、クリスマスといった季節のイベントの会場になることもありました。そういう場も、新しいルームメイトと知り合うきっかけになっていきます。

こうして毎日いろいろな人と話すなかで、私は「自分の伝えたいことを英語で言う」練習と、「相手の英語を聞き取る」練習を、自然と何度も繰り返していたのだと思います。机に向かって習うのではなく、暮らしの中で少しずつ練習になっていた、という感覚でした。

② 「間違って当然」と思って、まず話してみる

英語を話し始めたころの私は、伝えたいことがうまく英語にならないことばかりでした。言葉に詰まって、もどかしい思いをした場面はたくさんあります。

でも、そんなときに支えになっていたのが、「間違って当然」という気持ちでした。

うまく言えなくても、ジェスチャーを使ったり、スマホで単語を見せたりすれば、相手が「ああ、こういうことが言いたいのかな」と汲み取ってくれることがとても多かったんです。少し他力本願かもしれませんが(笑)、相手の理解力に思いきって頼ってみる、というのも、私はひとつの方法だと思っています。

ルームメイトの多くは、私よりずっと英語が上手で、知っている単語も豊富です。だから、こちらが多少たどたどしくても、なんだかんだで伝わってしまうことがほとんどでした。

「完璧に話さなきゃ」と気負うと、最初の一言がなかなか出てきません。でも「間違っても大丈夫、伝わればOK」と思えると、ぐっと話しやすくなります。最初のうちは、この気持ちのハードルを下げることが、いちばん大事なのかなと感じています。

③ 疑問は、その場でスマホで調べて、次の会話で使ってみる

会話をしていると、「あれ、これ英語でなんて言うんだろう?」「さっきの相手のフレーズ、どういう意味だったんだろう?」という疑問が次々に出てきます。

私は、そういう疑問を覚えているうちにスマホでさっと調べるようにしていました。あとから「そういえばあのとき…」と思い出したことも、その都度ネットで検索して確かめます。

そして、ここがいちばん大切なのですが、調べたフレーズは、次の会話でさっそく使ってみるようにしていました。

実は、これが私にとって何よりのモチベーションでした。すぐそばに実践の場があるので、調べた内容をその日のうちに試せるんです。「このあいだ覚えたあの言い方、今日は使えそうだな」と思いながらダイニングキッチンに向かう。試してみて伝わると、うれしくて、また次も覚えようと思える。この小さな循環が、英語を続けるいちばんの原動力になっていました。

参考書を読むだけだと、覚えた知識を使う場面がなかなか訪れません。でもシェアハウスなら、覚える→使う→また覚える、というサイクルを毎日のように回せます。

④ 調べたフレーズや単語は、メモに残しておく

ひとつ、地味だけれど続けていたことがあります。

それは、自分で調べたり、ルームメイトに教えてもらったフレーズや単語を、手帳に手書きしたり、スマホのメモに残しておくことです。

言葉は、使わないと忘れてしまいます。せっかく覚えても、しばらく使わなければ、頭からするりと抜けていってしまう。だから私は、書き留めておいて、「あれ、なんだったかな。たしか前に調べたような…」と気になったときに、見返せるようにしていました。

英語日記のように、きちんと文章を書いていたわけではありません。あくまで、単語やフレーズの覚え書き程度のものです。でも、この小さな積み重ねが、自分だけの単語帳のような役割を果たしてくれていました。

⑤ ルームメイトに教わる。そして、教え合う

英語初心者のうちは、ルームメイトに「これ英語でなんて言うの?」と気軽に聞いてみるのを、私はとてもおすすめしたいです。

私自身、「これ英語でなんて言う?」と聞いた経験は数えきれないほどあります。「こうやって言うんだよ」「こういうときは、こんなフレーズがあるよ」と、いろいろ教えてもらいました。教わった表現は覚えておいて、その後の会話にすぐ活かしていきます。質問すること自体が会話のきっかけになりますし、教えてもらうとうれしくて記憶にも残りやすいので、一石二鳥だなと思っていました。

そして、これは英語に限った話ではありません。逆に私が外国人のルームメイトから「これ、日本語でなんて言うの?」と聞かれることも、同じくらいたくさんありました。日本語を学んでいるルームメイトがダイニングキッチンで教科書を広げていると、「今、勉強中?」と声をかけて、一緒に教科書をのぞき込みながら、「その単語は、普段はこんなふうに使うよ」と教えることもよくありました。

お互いの言葉を教え合う関係は、会話のきっかけにもなりますし、自然と仲も深まっていきます。「教わるだけ」ではなく「教え合う」。これがシェアハウスならではの良さかなと思います。

⑥ 初対面のときは、聞くことを少し用意しておく

毎日かならず「今日はこれを話そう」とネタを準備していたわけではありませんが、初めて会うルームメイトと話すときは、なんとなく聞くことを決めていたように思います。

たとえば、こんなことです。

  • どこの国から来たの?
  • どうして日本に来ることにしたの? 仕事? それとも学生さん?
  • シェアハウスや日本での生活で、困っていることはない?
  • 私はこんなことをやっているよ(自己紹介)
  • あなたと同じ国の出身で、◯◯っていう人がいるよ

こうした問いかけをいくつか用意しておくと、初対面でも会話が途切れにくくなります。それに、新しく入ってきたルームメイトが少しでもシェアハウスに馴染めるように、私なりにアシストできたらいいな、という気持ちもありました。

仲良くなったあとも、「前に話してたあの件、その後どう?」とか、「彼はあのアニメが好きだったから、今度この話をしてみよう」とか、相手のことを思い出しながら話題を考えることはありました。相手に関心を持つことが、会話を続けるいちばんのコツなのかもしれません。

「机に向かう勉強」は、どのくらいしていたか

ここまで実践の話を中心にしてきましたが、「文法とか単語とか、基礎は勉強しなくていいの?」と気になった方もいるかもしれません。

正直にお伝えすると、私も基礎の部分は、最小限ながらきちんとやっていました。ゼロのまま会話だけでなんとかなった、というわけではありません。

私が使っていたのは、「総合英語Forest」という文法の参考書です。シェアハウスに入居するよりかなり前のことですが、英語が話せる友人から「高校の参考書にも採用されているけれど、この一冊に文法がひと通り載っているからおすすめだよ」と教えてもらったのがきっかけでした。

この参考書を、カバンに入れて持ち歩き、通勤の電車の中で少しずつ読んだり、自室でぽつぽつ読み進めたりしていました。まとまった時間をとって、というよりは、すきま時間にちょこちょこ、という感じです。1日あたり数十分くらいだったと思います。

大事にしていたのは、ここでも「復習した文法を、実際の会話で使ってみる」ことでした。参考書で「こういう言い方があるんだ」と思い出したら、次にダイニングキッチンで話すときに、さっそく口に出してみる。単語のメモやスマホで調べたフレーズと、まったく同じ扱いです。

文法の本を読むだけ、単語を覚えるだけ、で終わってしまうと、なかなか身につきません。でも、覚えたことをすぐ使える場所があると、知識が「使える英語」に変わっていく感覚がありました。座学と実践は、どちらか一方ではなく、両方を行き来させるのがよかったのかなと思っています。

私はやらなかったけれど、合う人には効くかもしれないこと

英語の勉強法は、本当にいろいろあります。ここでは、「世の中ではよく効果的だと言われているけれど、私はやらなかったこと」を、正直にお話しします。

大前提として、やらなかったからといって「不要」というわけではありません。私には必要なかったり、たまたまやらなかっただけで、人によっては大きな効果があると思います。「全部やらなきゃ」と気負わなくていいんだ、という気持ちで読んでいただけたらうれしいです。

会話の録音・録画

自分の英会話を録音したり録画したりして、あとで聞き直す——という方法は、私はやっていませんでした。特に深い理由があったわけではなく、正直に言うと、その発想自体があまりなかった、というのが本当のところです。

自分の英語が相手に伝わっているかどうかは、話していて相手の反応を見ればなんとなく分かります。だから普段の会話では、特に必要を感じませんでした。

ただ、これはあくまで私の場合です。自分の発音を客観的に確かめたい方には、録音や録画はむしろとても有効な方法だと思います。実際、ほかの方が英語を話しているのを聞いて、「もう少し発音が変わると、もっと伝わりやすくなりそうだな」と感じることはありました。自分の話し方を客観的に知っておくことは、きっと役に立つはずです。スピーチの準備をするときなどには、特に効果的だと思います。

英語日記

英語で日記をつける、というのも、私はやっていませんでした。

ただ、これも「不要」という意味ではまったくありません。文章を書くことが苦にならない方には、とても良いトレーニングになると思います。

それに、日記という形ではありませんでしたが、先ほどお話ししたように、私も調べた単語や教えてもらったフレーズは、手帳やスマホのメモに書き残していました。「書いて覚える」ことを、まったくしていなかったわけではないんです。形は違っても、自分に合うやり方で書き留めておくのは、きっと役に立つと思います。

——こんなふうに、英語学習には「これをやれば正解」という唯一の道はないのだと思います。録音が合う人、書くのが合う人、とにかく話すのが合う人。人それぞれです。いろいろ試してみて、自分に合うものを見つけていくのがいちばんなのかなと、私は感じています。

シェアハウスで英語が伸びにくいのは、どんなとき?

「シェアハウスに住めば、誰でも英語が伸びる」かというと、残念ながらそうとも限らないようです。同じ環境にいても、英語との向き合い方は人それぞれでした。ここでは、私が見てきた範囲で「もったいないな」と感じたケースをお話しします。

ただ、これは誰かを否定したいわけではありません。私自身、もっと頑張れたかもなと思う部分もあります。あくまで「こういう傾向があるかも」という、ひとつの観察として読んでいただけたらと思います。

ひとつは、会話の絶対量が少なかったケースです。仲の良かった日本人のルームメイトで、英語を上達させたくてシェアハウスに来た人が何人かいました。でも、お仕事が忙しくて、英会話の時間がなかなか取れず、会話の量が私に比べると少なかったように見えました。環境があっても、それを使う時間がとれないと、やはり機会は限られてしまいます。

もうひとつは、調べて次に活かす、という習慣があまりなかったケースです。会話はしていても、分からなかった単語を調べたり、覚えて次に使ったり、ということをあまりしていないと、語彙がなかなか増えていかないように感じました。

ただ、誤解しないでいただきたいのですが、その方々も英語が話せなかったわけではありません。長くシェアハウスに住んでいれば、自然と外国人との会話には慣れていきます。自分の知っている範囲の単語で、楽しくコミュニケーションをとっていて、生活に困っている様子はありませんでした。「もっと伸ばしたいなら、もう一歩」という話であって、シェアハウス生活そのものは、みんなしっかり楽しんでいたと思います。

ちなみに、「日本人だけで固まってしまって、まったく英語を話さない」という極端な人は、私の周りにはいませんでした。「話せるのに、頑なに話さない」という人も、見かけませんでした。慣れないうちは、話そうとして言葉に詰まってしまう人はいましたが、そんなときは周りが助け舟を出してフォローしていました。私自身も、最初の頃はなかなか単語が出てこず、受け答えがぎこちない時期がありました。でも、先輩の日本人入居者の方々がフォローしてくれたおかげで、英語をあきらめずに「次もまた話してみよう」と思えたのだと思います。

集中して勉強したいときは、どうしていた?

ここまで「実践」の話を中心にしてきましたが、もちろん、1人で集中して取り組みたい勉強もあります。そういうときは、私は自室を使っていました。

調べ物をしたり、参考書を読んだり、自分だけで進めたいことがあるときは、やはりプライベートな空間がいちばん落ち着きます。幸い、私のいたシェアハウスには、隣や近くの部屋でうるさくする人はいませんでした。それでも、より集中したいときには、ヘッドホンをすることもあったと思います。

逆に、ダイニングキッチンは集中には少し不向きでした。気分を変えようと思って、ダイニングキッチンのテーブルで勉強しようとしたこともあるのですが、知り合いのルームメイトがやってくると、つい挨拶から雑談が始まって、勉強の手が止まってしまうことが多かったです(笑)。これはこれで楽しい時間なのですが、集中したいときには向かないですね。

もし共有スペースで勉強したいなら、人が少ない時間帯を狙うのがよさそうです。私のいたシェアハウスでは、夜の21時を過ぎるとダイニングキッチンは人が少なくなっていく傾向がありました。その時間に勉強している人もいたと思います。ただ、ダイニングキッチンは共有スペースで、明かりが外に漏れる造りでもあったので、深夜まで使うのは他の方の迷惑になります。みんな、遅くても24〜25時くらいまでを目安にしていました。

朝の早い時間(6〜7時くらい)も人が少なくて、明かりもそれほど気にならないので、大きな音を立てなければ勉強に使えたと思います。私自身は朝型ではなかったので、早朝に使ったことはあまりありませんでしたが、朝の時間を活かせる方には良いかもしれません。

シェアハウスを出たあと、英語力はどうなった?

ここは、正直にお話ししておきたいところです。

私は結婚を機にシェアハウスを退去し、今は一般の住まいで暮らしています。そして——正直に言うと、今は英語力が落ちていると思います。

退去してからは、日常生活で英語を使う機会がほとんどなくなりました。たまに当時の外国人ルームメイトとメッセージでやりとりするときや、その友人たちが久しぶりに来日したときに話すくらいです。やはり、毎日使っていた頃に比べると、英語力は下がっていると感じます。

ただ、おもしろいことに、少し時間が経つと感覚が戻ってくるんです。数時間から数日、英語に触れていると、当時の感覚がよみがえってきて、受け答えのスピードも上がっていく感じがあります。一度しっかり身につけたものは、完全には消えないのかなと思います。

もし今、私がもう一度英語力を維持したいと思ったら、まずは英語を使う機会を、自分で作るところから始めると思います。具体的には、こんな方法を考えています。

  • オンライン英会話を定期的に受講する
  • 外国人が集まるコミュニティに顔を出す(たとえば「Meetup」というサービスで、自分の住む地域の外国人とつながる、など)
  • 英単語の復習や、新しい単語を少しずつ覚える
  • 映画やドラマ、YouTubeの英語コンテンツで、楽しみながらリスニングを続ける
  • 海外の友人とこまめにメッセージのやりとりをしたり、ときどきオンラインで通話したりする

シェアハウスにいた頃は、暮らしの中に自然とアウトプットの機会がありました。でも、そこを離れると、その機会は自分で開拓しなければなりません。ここがいちばんの違いだなと感じています。

逆に言えば、シェアハウスを出たあとでも、意識して英語に触れる環境を作れば、英語力は保てるということでもあります。なかでもオンライン英会話は、自宅にいながら、決まった時間に必ず英語を話す機会を作れるので、シェアハウスの「実践のしやすさ」にいちばん近い方法かもしれません。

まとめ|シェアハウスは、日本でつくれる「擬似的な留学環境」

最後に、5年半を振り返って思うことをお話しします。

私にとって、シェアハウスでの英語学習の本質は、「日本での生活を続けながら、日々の暮らしの中に英語環境を組み込める」ということでした。言いかえると、擬似的な留学環境を、日本にいながら作れるということです。

もちろん、あくまで「擬似的」なので、自分から積極的に英語を話そうとしないと、つい日本語の楽なほうに流れてしまいます。自室にこもっていれば、英語はなかなか上達しません。そこは、やはり「自分次第」の部分だと思います。

それでも、仕事や生活を手放さずに、日本にいながら英語環境を作れるというのは、留学に比べてずっと始めやすい選択肢だと、私は思っています。

最後に、これからシェアハウスで英語を学びたい方に、お伝えしたいことを少しだけ。

何事も、自分から積極的に、そしてフレンドリーに。これが、仲良くなって、信頼されて、自然と会話量が増えていく、いちばんの近道だと思います。ただし、相手との距離感は大切に。シェアハウスは、みんなで暮らす社会的な場所です。自分の都合だけを通そうとせず、相手やシェアハウス全体への配慮を忘れないことが、結局は良い関係につながります。

それから、もうひとつ。「良い人でいよう」とするあまり、相手の困りごとを何でも引き受けて、自分が疲れてしまわないように。自分の時間も、どうか大切にしてくださいね。

シェアハウスは、自分次第でいくらでも英語を伸ばしていける環境です。私のように「日常会話ができればいいな」というくらいの距離感で取り組むのもいいですし、その環境をとことん活かして、英語力をぐんと伸ばすことを目指すのも素敵だと思います。幸い、暮らしの中に英語を使う機会があるので、英語を習慣にしやすい。それが、シェアハウスのいちばんの魅力なのかなと思います。

あなたの英語学習の選択肢のひとつとして、この記事が少しでも参考になればうれしいです。

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■「シェアハウスを出たあと」や「入居前」に英語を続けたい方へ

記事の中でも触れましたが、シェアハウスを離れると、英語を使う機会は自分で作る必要が出てきます。その選択肢のひとつがオンライン英会話です。自宅にいながら、決まった時間に英語を話す機会を持てるので、シェアハウスの「実践のしやすさ」にいちばん近い方法かもしれません。

サービス選びに迷ったら、こちらの記事が参考になると思います。

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私自身が、英語ゼロの状態からシェアハウスでどう変わっていったのか。その体験そのものを書いた記事もあります。

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